当社の想い

M&Aマザー株式会社の代表取締役社長の奥野です。
私はM&A業界に20年近く携わっており、まだ日 本に それほどM&Aが浸透していない時代から、この業界の中心でM&Aに取り組んでまいりました。

M&A仲介業の実務に長く深く関わることによって、日本のM&A仲介業界の抱えている問題を強く意識 するようになりました。
特に、昨今のM&Aは、単なるモノの売買の様なM&Aが大半を占め、経営者の皆 様に真に寄り添ったM&Aは極めて少なく、本当の意味で経営者の皆様にご満足頂けるM&Aなどは極めて 少ないと感じています。

そんな業界を作ってしまったのも、私本人であるとの後悔があります。
予算に追われ、自分のインセ ンティブを確保するために、とにかく早くM&A案件を成立させてしまおうといった気持ちを、後ろめた さを感じながらも常に持っていたことや、ご子息に事業を承継してほしいと思っている経営者様のお気 持ちに気付きながら、それを実現するための努力を行わず、企業外部の第3者への事業譲渡を強引に進 めてしまったことなど、今から思えば、自責の念に堪えない案件は１つや２つではありません。

そのようなM&Aをコンサルタントとして実施していても、不思議とお客様である経営者様からクレー ムが来ることは１回もありませんでした。
これは、「M&Aの一回性」というM&A自体が持つ特質に由来 しています。
M&Aを経験することは多くの経営者様の場合、人生で一回きりですから、その際に担当したM&Aコン サルタントの提供したサービスレベルが高いのか低いのかなんて評価することができません。
なぜなら 、比較対象が存在しないからです。
したがって、M&Aが終了した時に、特に不満がなければ、「M&Aって、こんなものか」という感想し か残らず、コンサルタントから「おめでとうございます！」と言われれば、「ありがとう」と返すこと しかできないのです。

日本のＭ＆Ａ業界は、このＭ＆Ａが本質的に持つ「一回性」という特徴の上に胡坐をかいて、真に経営 者様のために、その事業のために心血を注ぐことから目をそらしてきました。
現在の日本のM&A業界は、「昔の私」のようなコンサルタントが非常に多く活動していますが、単に モノの売り買いのようなM&Aがいつまで経っても業界のスタンダードであるならば、お客様である経営 者様に真に喜んで頂けるサービスなど永遠に提供できませんし、日本のM&A業界の発展はありません。

そういったＭ＆Ａコンサルタントしての私自身の反省から、また、Ｍ＆Ａ業界をアップデートする観点か ら、私たちの提供するサービスは、最終的に経営者様に「貴社に頼んでよかった」との感想をいただけ ることを徹底的に追及した、包括的なサービスでありたいと考えています。
私たちは、真に経営者様の意向をくみ取り、経営者様が言葉にできていない深層心理に潜む願望にま で耳を傾け、経営上のあらゆる課題を経営者様と一緒に考え、悩み、伴走することをお約束いたします。

M&Aマザー株式会社という社名には、時には母のように優しく寄り添いながら、 時には母のように叱 咤激励しながら、経営課題の解決が終わるまで、伴走させて頂く決意を社名に込めたものです。

M&Aは企業戦略または事業戦略の１つの手段でしかありません。
私たちの会社は、M&Aの名前を冠し ておりますが、M&Aは私たちの提供できるサービスの１つでしかありません。
経営に関する様々なお悩 みの全てに対峙することが可能ですので、まずは何なりとご相談いただければと思います。

また、M&Aをすでにご検討の経営者の方には、いくつかのM&A仲介会社のコンサルタントと実際に面 談をして、その提供品質レベルを、わからないなりにも確認することをお勧めします。
そして、その中 に当社も入れていただきたいのです。
一度、面談をさせていただければ、他社との違いを実感していた だけるはずだからです。

M&Aマザー株式会社
代表取締役　奥野秀夫