当該EC企業に対しては、値上げの要請を行いましたが、受け入れられなかったため、契約を更新することをせず、売上2位の顧客を失うこととなりましたが、同社が他社倉庫に寄託するに際して、同社の作業に携わっていた当社のベテランのパート社員を引き継ぎたいとの申し出があったので、そのままパート社員の大半を引き継いでもらうことになりました。
結局、赤字部門をすべて承継してもらえたことになって、赤字幅が大きく縮小しましたが、以前営業赤字は残っていました。
これは、売上規模が3億円と小さく、キャパシティコストである固定費を回収できていないことが原因でしたので、リスティング広告を使って、新規の顧客を獲得に注力しました。
当初の契約価格はできるだけ廉価にして、倉庫稼働率を上げることを目標にしたところ、1年で稼働率が120%程度のまでなり、一気に営業赤字は解消され、黒字化を果たすことができました。