本事案は、外部の第3者へのM&Aによる事業承継の形を取らず、当該事業を最も理解している現場の従業員への譲渡という形で無事に事業承継された事例になりました。
灯台下暗しで、オーナー社長の頭の中にはもともとは従業員への譲渡(EBO=Employee Buyout)という選択肢はなかったのですが、社長の条件を最も満たす買い手候補が従業員であったわけです。
そして、この自動車整備工場の商圏内には大手国内ディーラーの自動車整備工場がシェアを多く占めていたのですが、この自動車整備工場のシェアを伸ばせる可能性が高かったので、EBO後にバリューアップ・コンサルティングを受託し、売上を大きく伸ばすことができました。